Vol.17 人生におけるIBDリスクの深掘り
人生、
何が起こるかわからない。
今から45年前、思わぬ「クローン病」と診断された日の光景は今でも目に焼き付いている。
それからの入院三昧、手術5回などの人生は予測できなかったが、現在では、それなりに元気に過ごせている。
医学の進歩は有難く、自分自身でも、あらゆるリスクを避け、寛解維持に努めている。
再燃リスクは抱えているが、最近は年齢からくる病気以外の入院はない。
「エレンタール服用」「ストレスに気づく」「疲れたら積極休養」などに努めている。
リスク発生の軽減化を図っている。
人生には、他にもリスクは存在する。
「事故」「災害」「犯罪被害者」「離婚」「失業」「癌」など数えればきりがない。
防ぐことが難しく、予想も出来ないことが多い。
これらはIBDと比べると、もしかしたら、IBDの方が「軽い」かもしれない。
IBDは、医学がどんどん進み、直近でも三つの有力な新薬が出てきている。
さらに、自分の体調に気遣えば、リスク発現(入院など)の可能性は、昔に比べるとはるかに低い。
全ての人において、人生を順調に歩める人は少ない。予期せぬことが起こる事多い。「悲劇」含めて人生だ。だから人生は面白いとも言える。
IBDになることは「悲劇」であることに違いないが、IBDには「医学の進歩」と言う強力な味方がいる。そして「自己努力で軽減可能」であり、さらに患者仲間がいれば最強だ。
人生は、生きている限り、楽しみたい。
IBDにとらわれず、あなどらず、リスク軽減化をはかりながら、人生を楽しみたい。
そんな自分を誉めてあげたい。
