大阪IBD

2025/02/07
  • IBDと生きるヒント

Vol.6 お医者さんは忙しい 

有能で優しいお医者さんは人気が高く、その分、忙しい。 

忙しいお医者さんには、患者が対策を練らねばならない。 

まず、入院時、患者にとって最も不安な時期である。毎日、見に来てくれるお医者さんは心強い。でも、外来や学会や研究やでお医者さんは忙しく、お休みも必要で「毎日」は厳しいかもしれない。 

殆どの病院では、全ての必要な検査を終え、治療方針が固まったら「お時間をください。ご家族を読んでください」と病院側からお声掛けがあるケースが多い。 

いよいよ「診断と治療方針と今後のこと」の説明だ。 

この時が正念場となる。 

一人では、聞いているようで、緊張して聞いていないし、後での確認も出来ない。出来ればご家族か誰かについてほしい。 

また、「お医者さんに聞きたいことを一覧」を事前に作り、自分用とそのコピーを先生に渡すのが良い。お互いの理解が深まり、効率的だ。よくある「聞き忘れ」が防げる。 

もし、お医者さんが「お時間をください」提案がなかったら、患者側から申し出るのも良いと思う。遠慮の必要ない。病気を治しに入院しているのだから、お聞きするのは当たり前だ。 

外来時においても、事前メモ作戦は有効だ。外来は特に診察時間が短い。「検査の結果」「良くなったのか、悪くなったのか」「現在の自分の状況」「今後の薬の方針」など、お尋ねしたいことはたくさんあり、事前整理は必須と思われる。