Vol.7 治療の目標は何だ
この病気は、残念ながら、現代医学では「治らない」という厳しい現実がある。
一方、寛解期(元気な状態)になれば、健康な人と変わらず、社会復帰が十分可能だ。 また、医学は劇的に進んでおり、近い将来「完治」出来るかもしれない。それまでに、健康な腸を残しておきたい。
だから、一発逆転の「完治」を目標にすると、実現が厳しいので、苦しく、辛くなる。 「寛解」の長期維持を目標にすれば、心身ともに負担は少なく、実現も可能である。
えらそうなことを言っている私だが、病気当初の大学時代、当時の治療(エレンタール)が辛く、一発逆転の「完治」を追い続けていた。 「漢方」 「新興宗教」 「民間療法」 「自然食品」 そして、治らないので「入院三昧」で、大学時代、学問も異性とのデートも出来なかった。大変悔やまれる大学時代である。
目標を間違う悲劇の例示として、私の体験談を披露した。
ただ、人生の回り道はマイナスばかりではない。自分なりに「宗教観」が持て、人の弱さを知り、エビデンス(科学的根拠)の重要性を知った。負け惜しみかもしれないが。
要するに、人生も企業でも組織でも、目標を明確にしないと、物事は上手くいかない。 「病気とその治療」も同じ、大局的な視点 (目標)を持とう。