Vol.8 医療の大進歩
医療は大進歩していると感じている。
昭和時代に発病した我々には、考えられないレベルの進歩で、このまま進めば
「完治」の予感もする(責任は持てないが、、、)。
特に、バイオ系の薬の出現は大きい。注射や点滴で、寛解維持とは夢の世界である。今の人々は恵まれていると感じている。羨ましいレベルである。
ただ、負の部分は残っている。
このバイオ系の薬での「完治」はない。
「一剤が、運よく、効き続ける患者さん」 「薬の乗り換えでしのいでいる患者さん」が多いが、 「効果減弱」「効かない」患者さんも結構おられる。
新たな別の系統の新薬はドンドン出てきており、期待するところであるが、やや
「いたちごっこ」の感はある。
それでも、「医療の進歩」は、治らないIBD患者にとっては、「希望の光」である。
しかも、その進歩は、確実に現実化してきており、過去がそれを証明している。
「希望はある」ことは、大事なこと。
特に、難治性で困られている方にはお伝えしたい。